押隈 十六代目市村羽左衛門
おしぐま じゅうろくだいめいちむらうざえもん
概要
押隈 十六代目市村羽左衛門
おしぐま じゅうろくだいめいちむらうざえもん
本紙354×373、軸長455、全長1045(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-29
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:むきみ隈。荒事系の役柄でも、とくに若く一本気な性格の人物を表す。役者:十五代目市村家橘(十六代目市村羽左衛門)。役名:『関三奴』の奴。昭和10年(1935)9月、東京歌舞伎座上演時のもの。署名:「家橘(朱印)家橘」。十五代目市村家橘(十六代目市村羽左衛門):明治38年(1905)~昭和27年(1952)。養父は十五代目羽左衛門。立役なら気品が求められる武家の大将や二枚目系の町人がはまり役とされ、女方にも佳品を残している。鷹揚で品のある芸風の持ち主と評される。