押隈 十五代目市村羽左衛門
おしぐま じゅうごだいめいちむらうざえもん
概要
押隈 十五代目市村羽左衛門
おしぐま じゅうごだいめいちむらうざえもん
本紙343×814、軸長450、全長1665(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-23
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:隈取ではなく一般的な歌舞伎化粧。役者:十五代目市村羽左衛門。役名:『音羽嶽闇争』天明夜叉太郎。「だんまり」は「暗闘」とも書き、また「動く錦絵」とも称される。一座の主な役者が登場し、暗闇のなか台詞は一切なく無言で手探りしながら、動き回るだけの芝居。無言の動きだからこそ、役者の芸容の大小等がリアルに伝わる。添書:「昭和十年三月/五代目菊五郎追善興行之際/だんまりの夜叉太郎に扮して」。署名:「市村羽左衛門(朱印)可江」。