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押隈 五代目尾上菊五郎

おしぐま ごだいめおのえきくごろう

概要

押隈 五代目尾上菊五郎

おしぐま ごだいめおのえきくごろう

本紙400×269、額631×464(mm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号12095-52
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順

独立行政法人日本芸術文化振興会

隈:土蜘の隈。妖怪変化なので茶色の隈で陰惨な雰囲気をだす。役者:五代目尾上菊五郎。役名:新古演劇十種の内『土蜘』の後シテ、土蜘の精。明治20年(1887)5月、千歳座上演時のもの。『新古演劇十種』は五代目菊五郎が選定を企図し、息子の六代目菊五郎により十種の演目が決定。尾上家の得意芸、妖怪変化の舞踊が多い。墨書:「土蜘クマ」。額装の裏書:「明治二十年五月/寺嶋梅幸氏千歳座/演土蜘/面隈押紙/劇雅鴬/所有」「明治二十年五月千歳座/五代目菊五郎土蜘/隈取(朱印)林若樹氏」。五代目尾上菊五郎:天保15年(1844)~明治36年(1903)。九代目市川團十郎とともに團菊と尊称される名優。世話物が得意で、徹底した写実主義的演技。細部へのこだわりは、眉を描くにも定規を当てたという逸話がある。両の指で隈を取った團十郎とは、対照的である。

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キーワード

/ 代目 / 菊五郎 / 尾上

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