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三瀬諸淵書状

みせもろぶちしょじょう

概要

三瀬諸淵書状

みせもろぶちしょじょう

文書・書籍 / 江戸

江戸時代/1866

紙本墨書

15.0×86.3cm

1点

愛媛県歴史文化博物館

差出が「谷川/周三」、受取に「深浦/二宮叔父君」とあることから、三瀬諸淵が深浦(愛媛県愛南町)の二宮市右衛門(如水)に宛てた書状である。三瀬諸淵は伊予大洲の出身で、シーボルトが再来日した際に入門した最後の門人。二宮市右衛門は外海浦の庄屋をつとめ、歌人としても知られる。市右衛門の妻は伊予出身でシーボルトの初期の門人として知られる敬作の妹、諸淵の母親が姉に当たる。
書状には義母である楠本イネが12月11日に乗船して長崎に帰ったこととともに、老公(宇和島藩7代藩主伊達宗紀?)の依頼により、外国語の書籍を机に置き、翻訳に励んでいることが記されている。内容からすると、楠本イネの娘である高子と結婚し、宇和島藩に出仕した慶応2年に年代比定できる。

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キーワード

/ 三瀬 / 宇和島 / 予市

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