佐呂間湖畔鶴沼のアッケシソウ群落
さろまこはんつるぬまのあっけしそうぐんらく
概要
・鶴沼は佐呂間湖西岸の丁寧から南に1キロメートルの所にあり、吊り橋を渡るとすぐ指定地です。アッケシソウはアカザ科の塩湿地産の植物で北半球に分布しますが、日本では北海道の厚岸、風蓮、濤沸、能取、佐呂間湖畔に生育するほか四国の一部でまれに見られます。
・日本では厚岸湖で初めて発見されたのでこの名前が付きましたが、現在、厚岸湖にはほとんど生育しなくなっているので文化財指定地では唯一のものになっています。
・肉質の草本で枝は対生し、関節があり円柱状で高さ10~30センチメートルになります。葉は節部に小さく鱗片状に付き、花は葉のわきに8月頃咲きますが小さくわかりにくくなっています。
・春夏には緑色であり、秋には紅変してサンゴ色となるために別名サンゴソウともいわれます。