札内川流域化粧柳自生地
さつないがわりゅういきけしょうやなぎじせいち
概要
・ケショウヤナギは、隔離分布で知られる珍しい樹木でバイカル以東の東アジアに分布しています。
・日本では、長野県の上高地を中心とする地帯と北海道日高の沙流川流域及び十勝西部が主な生育地となっています。
・指定面積は、50906.34平方メートル、指定当時には、200~300本近くの樹木が生育していましたが、最近の調査では、更に数が減少しています。
・これは、周りが堤防、畑及び砕石プラントに囲まれているため、幼木が根付くことがむずかしいためと思われます。
・枝は、斜め上に伸びる斜上性で小枝は全く毛が無く、冬期には美しい帯紅色になります。
・幼樹や若い枝が開花期のころから、枝や葉の裏に厚い白ロウ質を分泌するので白く見えます。これが、化粧柳の名のおこりで、見分けるときの最も特徴的な生態的特徴です。
・札内川流域上流の河川敷沿いには、まだまだ多くの化粧柳が見られます。
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北海道(地方指定文化財)