帯広畜産大学農場の構造土十勝坊主
おびひろちくさんだいがくのうじょうのこうぞうどとかちぼうず
概要
・十勝坊主は、数千年前の寒冷な時期に氷の圧力で土が変形して形成されたもので、現在まで残存しています。
・これは、アルプスの氷河周辺(900~2000メートル)、日本アルプス等の高山帯に発見されていますが、台地上での発見は、北海道の道東地方以外での報告はありません。
・十勝坊主は、直径1~1.5メートル、高さ0.5~1メートルの半球状の化石構造土といわれるもので、100個ほどが分布しています。
・土の盛り上がりが、運動会の玉ころがしの玉を半分に切ったような形状をしているところから十勝坊主と命名されました。
・これは、地質学、土壌学上、貴重な標本となっています。
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北海道(地方指定文化財)