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五代目三枡大五郎の笠原・市川助蔵の木曽ノ童子、初代市川右団治の無三四

ごだいめみますだいごろうのかさはら・いちかわすけぞうのきそのどうじ、しょだいいちかわうだんじのむさし

概要

五代目三枡大五郎の笠原・市川助蔵の木曽ノ童子、初代市川右団治の無三四

ごだいめみますだいごろうのかさはら・いちかわすけぞうのきそのどうじ、しょだいいちかわうだんじのむさし

木版画 / 明治

五葉亭広信

ごようていひろのぶ

上演:明治3年(1870)3月 大阪角の芝居「敵討巌流島(かたきうちがんりゅうじま)」

中判錦絵二枚続

26.0×18.6、25.9×18.4 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:広信、広信画
登録番号8189
芝居版画等図録5-025

独立行政法人日本芸術文化振興会

巌流島での決闘を敵討に仕立てた読本『絵本二島英勇記(えほんにとうえいゆうき)』の巻七を下敷きにした場である。父の敵討のために武者修行の旅を続ける無三四が、雪の中で一夜の宿を頼んだのが笠原老人の家であった。本作は無三四が笠原宅を訪ねてきたところで、画面に描かれた台帳には、二人の台詞が記載されている。この後、笠原が武術の達人であることがわかって、無三四は修行に励むのであった。背景の細かな描写とともに、三人の衣裳の柄と絵の具が際立つ。

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