六代目嵐雛助の日本駄右衛門・初代実川延若の弁天小僧菊之助、嵐義三郎の与九郎・中村宗十郎の南郷力丸
ろくだいめあらしひなすけのにっぽんだえもん・しょだいじつかわえんじゃくのべんてんこぞうきくのすけ、あらしよしさぶろうのよくろう・なかむらそうじゅうろうのなんごうりきまる
概要
六代目嵐雛助の日本駄右衛門・初代実川延若の弁天小僧菊之助、嵐義三郎の与九郎・中村宗十郎の南郷力丸
ろくだいめあらしひなすけのにっぽんだえもん・しょだいじつかわえんじゃくのべんてんこぞうきくのすけ、あらしよしさぶろうのよくろう・なかむらそうじゅうろうのなんごうりきまる
ごようていひろのぶ
上演:明治3年(1870)1月 大阪筑後芝居「五人男容気白浪(ごにんおとこかたぎのしらなみ)」
中判錦絵二枚続
26.0×19.1、25.8×19.1 (cm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
落款:広信、広信画
登録番号8177
芝居版画等図録5-021
独立行政法人日本芸術文化振興会
江戸の河竹黙阿弥作「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の「浜松屋見世先(はままつやみせさき)の場」である。武家の娘に扮した弁天小僧と供奴に扮した南郷力丸は呉服屋の浜松屋へやってくる。二人は万引きに見せかけて店の者にわざと袋叩きにあい、万引きではない証拠を見せて百両をゆする。しかし、奥に控えていた先客の日本駄右衛門に弁天小僧が男と見抜かれたため、片肌を脱いで刺青を見せ正体を現す。二重舞台の上と手前、奥行きある演出が華やかな色彩で描かれている。