中村千之助のいてふの前・嵐国橘の茶道ちん才、二代目片岡我当の佐々木桂之助
なかむらせんのすけのいちょうのまえ、あらしくにきつのさどうちんさい、にだいめかたおかがとうのささきかつらのすけ
概要
江戸の山東京伝作、文化3年(1806)刊の読本『昔話稲妻表紙(むかしがたりいなづまびょうし)』を元にしている。この読本は、同5年1月、大坂の角の芝居では「けいせい輝艸紙(いなづまぞうし)」、中の芝居では「けいせい品評林(しなさだめ)」として競演された。読本の歌舞伎化はこのときが初めとされている。「鞘当(さやあて)」で有名な不破名古屋を世界とし、名古屋山三郎が仕えているのが桂之助である。狂気の中でさまよう桂之助は美しさが信条で、いちょうの前の衣裳共々豪華な柄と色彩で描かれている。
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