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初代三枡源之助のふじ屋伊左衛門、三代目中山よしをの扇屋夕ぎり

しょだいみますげんのすけのふじやいざえもん、さんだいめなかやまよしおのおうぎやゆうぎり

概要

初代三枡源之助のふじ屋伊左衛門、三代目中山よしをの扇屋夕ぎり

しょだいみますげんのすけのふじやいざえもん、さんだいめなかやまよしおのおうぎやゆうぎり

木版画 / 江戸

初代長谷川貞信

しょだいはせがわさだのぶ

上演:天保10年(1839)1月 大坂中の芝居「もゝちどり鳴門白浪(なるとのしらなみ)」

大判錦絵二枚続

37.4×26.2、37.5×26.5 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:長谷川貞信画
版元:天満屋喜兵衛
登録番号76603
芝居版画等図録16-029

独立行政法人日本芸術文化振興会

この芝居の景事「傾城買指南所(けいせいがいしなんどころ)」が現在「二人夕霧(ににんゆうぎり)」として残っている。夕霧伊左衛門は上方和事の代表的演目であるが、役者評判記『役者金剛力(やくしゃこんごうりき)』の源之助評では「此人にはチトはまりかねたる役」「此役は先大来芝(二代目嵐三五郎)の役にて ぼいやりとしたやつしゆへ 源之助丈では第一からだ大きふて小廻りも致しませぬ」と酷評されていて、よしをは「衣装よく仕内にかけても申分なし」とある。大道具も細かく描かれた色彩豊かな一品である。

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