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二代目嵐璃?の奴いつ平、二代目尾上多見蔵の馬士江戸兵衛、三代目嵐吉三郎の馬士八造

にだいめあらしりかくのやっこいっぺい、にだいめおのえたみぞうのまごえどべえ、さんだいめあらしきちさぶろうのまごはちぞう

概要

二代目嵐璃?の奴いつ平、二代目尾上多見蔵の馬士江戸兵衛、三代目嵐吉三郎の馬士八造

にだいめあらしりかくのやっこいっぺい、にだいめおのえたみぞうのまごえどべえ、さんだいめあらしきちさぶろうのまごはちぞう

木版画 / 江戸

歌川国員

うたがわくにかず

上演:安政4年(1857)8月 大坂中の芝居「千金手綱恋染込(せんりょうたづなこいのそめこみ)」

中判錦絵三枚続

24.3×18.7、24.4×19.0、24.4×19.3 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:国員
印章:国員
版元:石川和助
登録番号6245
芝居版画等図録4-030

独立行政法人日本芸術文化振興会

人気の「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」の改作物の歌舞伎である。雪の中での人気役者三人による立廻りは見応えがあったようで、役者評判記『役者初渡橋(やくしゃわたりぞめ)』の三人の芸評は、いずれもこの場を賞賛している。画面の背景も漆黒の闇がぼかしとなっており、雪は激しさが感じられる大きさと形である。奴や馬士という、決して裕福ではない人々が下に着ている着物の柄に、金の絵の具が使われている。躍動感あふれる画面に、彫りや摺りの細かな職人技が見て取れる。

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