炭坑仕事唄板画巻 七つ八つからカンテラさげて坑内さがるも親の罰
概要
「七つ八つからカンテラさげて坑内さがるも親の罰」
むかしの炭坑といえば、世間ではそれこそ「人でなし」の行くところのように言われていた。事実、炭坑労働者と言えば窮乏した農村で生活出来なくなった者、その他都市失業者的なアブレ者、あるいは凶状持ちがその大部分であった。この唄の「親の罰」という言葉は、なにか実感をもって炭坑人の胸に迫るものがある。当時の炭坑経営者は、かき集めてきた坑夫たちを安い賃金と悪い生活条件で、納屋・飯場という制度で、働く者たちの生存権をがっちりと握っていた。親の罰どころか何ら罰を身にうける筋合いでもないのに、今日に至るも中小炭坑で働く人々には悲惨な状態がつづいている。(千田梅二『炭坑仕事唄板画巻』海鳥社、1990年より)
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