正親町天皇宸翰御消息 蘭奢待云々 九条稙通宛
オオギマチテンノウシンカンオンショウソク ランジャタイウンヌン クジョウタネミチアテ
概要
天正二年(一五七四)三月、正親町天皇(一五一六~九三)が名香として知られる蘭奢待の小片を九条稙通に下賜するにあたり、同人に宛てた散らし書きの消息。蘭奢待は織田信長の奏請によって二片を切り取ることが許され、一片は信長に下賜された(『信長公記』)。文中の「ふりょに勅封をひらかれ」には、強引ともいえる信長の要請に応じざる得なかった天皇の無念さがにじむ。
オオギマチテンノウシンカンオンショウソク ランジャタイウンヌン クジョウタネミチアテ
天正二年(一五七四)三月、正親町天皇(一五一六~九三)が名香として知られる蘭奢待の小片を九条稙通に下賜するにあたり、同人に宛てた散らし書きの消息。蘭奢待は織田信長の奏請によって二片を切り取ることが許され、一片は信長に下賜された(『信長公記』)。文中の「ふりょに勅封をひらかれ」には、強引ともいえる信長の要請に応じざる得なかった天皇の無念さがにじむ。
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