後陽成天皇宸翰女房奉書
ゴヨウゼイテンノウシンカンニョウボウホウショ
概要
後陽成天皇(一五七一~一六一七)が文禄元年(一五九二)、「文禄の役」における朝鮮半島への自らの渡海を強行しようとした豊臣秀吉を諫めた散らし書きの消息。その渡海を「無勿躰(恐れ多い)」、朝家のためにも天下のためにも「遠慮可然(控えて当然)」として、必死に思いとどまるよう求めている。大高檀紙二紙いっぱいにわたって書かれた格調高い筆致は、二十二歳の若き天皇がすでに独自の境地を得るに至っていたことを示している。
ゴヨウゼイテンノウシンカンニョウボウホウショ
後陽成天皇(一五七一~一六一七)が文禄元年(一五九二)、「文禄の役」における朝鮮半島への自らの渡海を強行しようとした豊臣秀吉を諫めた散らし書きの消息。その渡海を「無勿躰(恐れ多い)」、朝家のためにも天下のためにも「遠慮可然(控えて当然)」として、必死に思いとどまるよう求めている。大高檀紙二紙いっぱいにわたって書かれた格調高い筆致は、二十二歳の若き天皇がすでに独自の境地を得るに至っていたことを示している。
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