小袖 水浅葱平絹地近江八景模様
こそで みずあさぎへいけんじおうみはっけいもよう
概要
江戸時代後期には、名所を描いた錦(にしき)絵(え)が流行するが、名所を小袖にデザインする傾向もこの時代の特色。近江八景の内、前面に「比(ひ)良(らの)暮(ぼ)雪(せつ)」「三(み)井(いの)晩(ばん)鐘(しょう)」「唐(から)崎(さきの)夜(や)雨(う)」「堅(かた)田(たの)落(らく)雁(がん)」「矢(や)橋(ばせの)帰(き)帆(はん)」を、背面に「石(いし)山(やまの)秋(しゅう)月(げつ)」「粟(あわ)津(づの)晴(せい)嵐(らん)」「瀬(せ)田(たの)夕(せき)照(しょう)」を友(ゆう)禅(ぜん)染(ぞめ)で表す。(20080923_h101)