多少庵 俳額
たしょうあん はいがく
概要
多少庵 俳額
たしょうあん はいがく
文政9年(1826)2月に連渓庵(第4世) 徐松が願主となり五社神社に奉納されたもので、前文と連渓庵除松(後の多少庵第4世島村鬼吉)の句を筆頭に41人の句と在所、俳号が記されている。その在所をみると、町域はもちろん現在の春日部市、杉戸町、羽生市、行田市、加須市を始め、都内の地名も記されている。また、多少庵第2世日下部波静の句も見られる。最後に南枝の句があり「故人」と記されており、故人南枝の遺徳を偲んで奥席としている。