多少庵 句碑
たしょうあん くひ
概要
多少庵 句碑
たしょうあん くひ
歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 江戸 / 関東 / 埼玉県
埼玉県
文政3年(1820)/1820
石質、四角柱型
本塔 高さ117cm、幅44.5cm、奥行き43.5cm
台石 高さ20cm、幅101cm、奥行き104cm
1基
埼玉県南埼玉郡宮代町字東90番地
宮代町指定
指定年月日:20140331
五社神社
有形文化財(美術工芸品)
松尾芭蕉の流れをくむ俳諧結社「多少庵」は、鈴木秋瓜を1世として始まる。その秋瓜に学んだのが、春暁亭連渓庵と号した百間東村の中野南枝である。五社神社の句碑には、南枝の句が4句と、句の下に連渓庵と刻まれている。また、右側面には年号等とともに催主5名、左側面には補助として忍領連、羽生領連、騎西領連、幸手領連、庄内領連、新方領連、百間領連とあり、本塔を建立するに当たり広範囲にわたる多少庵の結社が関係したことが分かる。なお、南枝は文政5年に没しており、その直前の句碑である。没後、多少庵第3世を追贈されている。