東海道池鯉鮒宿宿並図
とうかいどうちりゅうしゅくしゅくなみず
概要
本図は東海道池鯉鮒宿の敷地割りを描いたもので、各敷地割りの中には、間口、商売、田畑の高、主人名、伝馬役などが記されている。御殿、本陣、問屋場などの施設のほか、知立神社、小松寺などの社寺や街道の松並木、池などが描きこまれており、宿場町当時の景観がわかる。絵図の余白部分には、総家数224件、伝馬80人、歩役162人、田畑の反数等の記述がある。絵画の制作年代は年紀等がなく明らかではないが、記された内容から判断して17世紀後半の池鯉鮒宿を描いたものと考えられる。本図は都内の古書店より購入したものである。