坊山石造物群
ぼうのやませきぞうぶつぐん
概要
坊山石造物群
ぼうのやませきぞうぶつぐん
住居建築 / 安土・桃山 / 江戸 / 室町 / 鎌倉 / 南北朝 / 中国・四国 / 愛媛県
愛媛県
鎌倉後期~江戸初期
五輪塔308点
(空輪3点・空風輪37点・風輪8点・火輪100点・水輪63点・地輪96点・基壇1点)
宝篋印塔21点
(相輪3点・笠5点・塔身5点・基礎塔身1点・基礎7点)
層塔5点
(初重軸部3点・基礎1点・笠1点)
宝塔3点
(塔身1点基礎2点)
一石五輪塔9点
所属不明の相輪11点、
所属不明の基壇2点
合計359点
各部材の最大値(高・幅)を示す。単位は㎝。(同一部材とは限らない)
五輪塔=空輪(高16.0幅19.5)・空風輪(高34.5幅26.0)・風輪(高19.0幅34.0)・火輪(高32.0幅53.0)・水輪(高40.5幅50.0)・地輪(46.0幅53.3)・基壇(高10.0幅27.0)
宝篋印塔=相輪(21.0幅170)・笠(25.0幅35.0)・塔身(幅19.5幅15.0)・基礎塔身(高33.5.幅23.5)・基礎(高23.0幅31.5)
層塔=初重軸部(高45.0幅39.0)・基礎(高22.0幅41.0)・笠(高20.5幅47.0)
宝塔=塔身(高20.5幅24.0)・基礎(高27.0幅35.0)
一石五輪塔(高65.0幅21.0)
所属不明の相輪(高37.0幅26.0)
所属不明の基壇(高13.5幅41.0)
359点
愛媛県西宇和郡伊方町三崎1987-2付近の町道中尾線道路用地
伊方町指定
指定年月日:20150225
伊方町
有形文化財(建造物)
昭和56年(1981)12月、町道工事中に土中から発見された大量の石造物群。
五輪塔・宝篋印塔・宝塔・層塔・一石五輪塔などの石造物の部材からなり、元の形状が確認できるものだけでも359点を数える。
使用されている石材は、愛媛県産の①凝灰岩、大分県産の②阿蘇溶結凝灰岩と③角閃石安山岩、中国地方産の④花崗岩、香川県産の⑤凝灰角礫岩と⑥火山礫凝灰岩、山口県産の⑦角閃石安山岩、⑧砂岩と、西日本各地の8種類の石材が確認され、いずれも地元佐田岬半島の石材ではなく、他所から持ち込まれたものであることが分かる。その形状などから、13世紀末~17世紀初頭にかけて断続的に制作されたとみられる。