陶製五輪塔
とうせいごりんとう
概要
陶製五輪塔
とうせいごりんとう
鎌倉時代末期/14世紀前期
粘土
残存高37.5㎝(3点重ねて) 水輪径16.4㎝、水輪高14.7㎝ 火輪辺15.0㎝、火輪高10.2㎝ 風輪径12.4㎝、風輪高6.2㎝、空輪径11.2㎝、空輪残存高7.9㎝、風空輪残存高14.1㎝
1基3点
来歴:1982神戸市立博物館
参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・森田稔「「石峯寺経塚」遺物の再検討」(『神戸市立博物館研究紀要』第8号) 1991
陶製で空風輪と火輪、水輪の3つに分けて製作されています。地輪部は欠失しています。各部分に梵字で仏、菩薩を表す種子を焼成前にヘラ書きで配しています。
なお、本品が経塚の上に建てられたものか、供養塔として墓地に据えられたものかは、不明です。
【中世の神戸】