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銅鐘

どうしょう

概要

銅鐘

どうしょう

その他 / 南北朝 / 関東

和泉守経宏

南北朝時代/1387

銅製、鋳造。鐘身は乳の間から緩やかに膨らみ、裾が僅かに窄まる形状を呈する。笠高が高く、駒爪の出は穏やか。龍頭は二頭の龍が相反する形で、背に蓮台に乗せた火炎宝珠を置く。乳の間は4区を設け、各区に5段5列、計100個の乳を付ける。池の間は4区を設け、第1区から第4区に銘文を陰刻する。中帯には、中央が太い子持ち三条線を廻らす。中帯と縦帯が交わる位置2ヵ所、各龍の頭の方向に撞座を設ける。撞座は八葉蓮華文。下帯には蕨手を組み合わせた唐草を鋳出する。

総高129.4cm。口径68.3cm。

1口

台東区指定
指定年月日:20150313

有形文化財(美術工芸品)

至徳4年製作後、少なくとも17世紀初頭には、浅草寺で使用されていたと考えられる。幕末までは鐘楼の上に懸けられていたが、神仏分離によって鐘楼が破却されると、伝法院の庭園内に移設された。平成19年12月に劣化の進行を防ぐため、塔院伽藍内の絵馬堂に移されて保存されている。

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キーワード

/ / / 撞座

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