オーモンデー
おーもんでー
概要
この芸能は、長崎県南松浦郡三井楽町嵯峨島に伝承されるもので、太鼓踊をもととした供養念仏踊の一典型を示すものである。
芸能は、昼は各戸ごとを巡り、夜は墓所参りしてそれぞれ行なわれる。
オーモンデーの名はその唱え詞からきたものでその芸態には南方系の芸能要素がうかがえるなど、地方的特色の顕著なものである。
踊は円陣になって中心に向かいあったり円形に進行したりなどして、撥棒で太鼓を掛打ちしながら、二人持太鉦に合わせて踊る。唱え詞の「モーデーホー」「オーモンオーモンオーデーホ」「オーモンデーオーモンデー」などというのは、経文の語の音転訛したものともいわれる。公開は旧七月十五日。
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