勝手神社の神事踊
かってじんじゃのしんじおどり
概要
この芸能は、三重県阿山郡伊賀町山畑の勝手神社の祭のおり(十月十日)に行なわれる太鼓踊の一種で、別にカンコ(羯鼓)踊などとも呼ばれる。
踊の組織は楽太鼓打・中踊・歌出し・鬼・笛吹・籠馬(しゃごうま)・猿の各役で構成し、「成人踊」に始まって「御宮踊」「世の中踊」「祇園踊」「御寺踊」など十九曲余が、それぞれの小歌を地にして踊られる。
踊子の衣裳、あるいは歌詞などから念仏芸の要素も色濃くうかがえる点など、風流芸として地方的特色の顕著なものである。
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国指定文化財等データベース(文化庁)