水無神社の神事芸能
みなせじんじゃのしんじげいのう
概要
この芸能は、岐阜県大野郡宮村の水無【みなせ】神社例大祭のおり(五月一日、二日)に行なわれるもので、鶏闘楽・神代踊・獅子舞からなる芸能規模の大きい風流芸の一種である。神代踊はまた小歌踊の性格を持つなど、地方的特色の濃いものである。
鶏闘楽は鳥毛打、カンカコカンなどとも呼ばれ、鉦打・太鼓打・二座太鼓などで構成され、その楽曲に入羽・からすとび・中調子など六種がある。
神代踊はふるくは宮踊ともいわれ、上〓は女装で花笠、他はすべて黒紋付羽織、踊子は一文字笠をかぶり白扇を持ち、音頭につれて合唱しながら踊る。曲には白菅踊・池田踊・綾踊など六曲がある。また、獅子舞は振獅子(雄獅子)と伊勢神楽の獅子(雌獅子)が舞われ、獅子芝居も行なわれる。
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