押隈 六代目尾上菊五郎
おしぐま ろくだいめおのえきくごろう
概要
押隈 六代目尾上菊五郎
おしぐま ろくだいめおのえきくごろう
本紙338×1283、軸長525、全長2210(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-43
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:土蜘の隈。茶を基調に描く、妖怪変化を象徴する陰鬱な隈。役者:六代目尾上菊五郎。役名:新古演劇十種『土蜘』の後シテ、土蜘の精。『土蜘』は五代目菊五郎が明治14年(1881)6月、東京新富座で初演。河竹黙阿弥作。能『土蜘』を強く意識した作品。五代目菊五郎から六代目梅幸、六代目菊五郎へと伝承される。署名:「六代/菊五(朱印)弎朝」。讃:「さゝかにの/いとも/かたみや/秋の風 新古演劇十種の/土蜘蛛をこたひ六代目/演しけるに 六代目梅幸(朱印)扇舎」。