押隈 六代目坂東彦三郎
おしぐま ろくだいめばんどうひこさぶろう
概要
押隈 六代目坂東彦三郎
おしぐま ろくだいめばんどうひこさぶろう
本紙352×500、軸長453、全長1220(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-38
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:公家荒。王位を僭称する皇族・公家を象徴する隈取り。藍(青い)隈で不気味な雰囲気を漂わす。紅色の筋隈、鎌倉権五郎景政の正義のパワーと対峙することから「ウケ」と呼ぶ。役者:六代目坂東彦三郎。役名:『暫』の清原武衡(ウケ)。昭和11年(1936)1月、東京歌舞伎座上演時のもの。署名「六世/坂彦 (朱印)半艸菴」。六代目坂東彦三郎:明治19年(1886)~昭和13年(1938)。五代目尾上菊五郎の実子の次男で、六代目菊五郎の弟。恰幅に恵まれ、おおらかな芸風が特徴。時計収集が趣味で大向から「大時計」と声がかかった。