押隈 六代目尾上菊五郎
おしぐま ろくだいめおのえきくごろう
概要
押隈 六代目尾上菊五郎
おしぐま ろくだいめおのえきくごろう
本紙345×401、軸長450、全長1270(mm)
千代田区隼町4-1 国立劇場
登録番号12095-35
鈴木十郎コレクション
調査監修:石橋健一郎
解説:安冨順
独立行政法人日本芸術文化振興会
隈:隈取ではなく一般的な歌舞伎化粧。役者:六代目尾上菊五郎。役名:新古演劇十種の内『小坂部』の薄田隼人。昭和10年(1935)3月、東京歌舞伎座上演時のもの。明治33年(1900)、五代目菊五郎初演の舞踊『闇梅百物語』のなかで「新古演劇十種の内『小坂部』として演じられた小坂部姫のくだりを、この時は単独で上演した。『新古演劇十種』は五代目菊五郎が、市川團十郎家の「歌舞伎十八番」「新歌舞伎十八番」に対抗して企画。生前、9種まで選定され、六代目菊五郎が『身替座禅』を加え10種とした。尾上菊五郎家の得意芸である妖怪変化の舞踊が多い。署名:「六代/菊五(朱印)某幸」。