木造大日如来坐像
もくぞうだいにちにょらいざぞう
概要
木造大日如来坐像
もくぞうだいにちにょらいざぞう
埼玉県
平安後期
菩薩形で宝髻を結い、天冠台を着けて宝冠を被り、条帛・裙をまとって腹前で法界定印を結び、右脚前に結跏趺坐する、胎蔵界大日如来像である。宝髻・地髪ともに毛筋彫りで、髪際は一文字。天冠台は紐2条に連珠文をはさむ。白毫相。耳朶は環状。頸部に三道を表す。
ヒノキ材の寄木造で、彫眼、肉身部は弁柄漆地に金泥彩、着衣部は黒漆地に漆箔とし、各種の截金文を施す。白毫珠は水晶嵌入。像底地付部から像内立ち上がりにかけては、布貼り錆漆仕上げとする。
像高 93.8㎝、髪際高73.8㎝、頭頂~顎38.5㎝、
髪際~顎16.8㎝、耳張22.0㎝、面張16.8㎝、面奥22.7㎝、肩張39.0㎝、臂張53.3㎝、胸奥23.0㎝、腹奥26.0㎝、膝張73.2㎝、膝奥46.3㎝、裳先奥56.8㎝、膝高(左)12.6㎝、(右)13.7㎝、
光背高131.0㎝、光背幅100.1㎝、
台座高52.5㎝、蓮肉径75.7㎝、框座径107.3㎝
1躯
埼玉県深谷市横瀬1360番地
埼玉県指定
指定年月日:20170324
華蔵寺
有形文化財(美術工芸品)
華蔵寺大日堂の守り本尊。同寺を開創した新田義兼の守り本尊と伝えられる。