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木造阿弥陀如来立像

もくぞうあみだにょらいりゅうぞう

概要

木造阿弥陀如来立像

もくぞうあみだにょらいりゅうぞう

木像 / 平安 / 中国・四国 / 愛媛県

愛媛県

平安末期

ヒノキ材、寄木または一木割矧造、彫眼、漆箔(後補)
下半身に裙(裳)を着け、上半身に覆肩衣で両肩を覆い、さらにその上に大衣(袈裟)をまとい、右手の第一・二指を捻じ、左手も第一・二指を捻じた来迎印の阿弥陀如来像。
穏やかで優しさと気品のある面相部、大きく盛り上がる肉髻や地髪に丁寧に刻まれた螺髪、流麗な衣文と的確な着衣の表現、面奥・体奥を薄くすることなど、定朝様を踏襲する平安時代末期、12世紀の像と看取される。肉身部・衣部に後補の厚い漆箔があるため、木寄せ等は容易に判明しない。

像高96.0㎝、髪際高89.2㎝、頭頂-顎16.0㎝、髪際-顎9.5㎝、耳張13.3㎝、面張9.8㎝、面奥13.5㎝、肩張26.5㎝、肘張28.8㎝、胸奥13.5㎝、腹奥16.3㎝、裾張21.0㎝、足先開(内)4.3㎝、足先開(外)11.0㎝

1躯

愛媛県西宇和郡伊方町三崎1297

伊方町指定
指定年月日:20150225

有形文化財(美術工芸品)

安國山伝宗寺は、四国の西端―佐田岬半島西部の三崎地区ある臨済宗妙心寺派の寺院で、元和年間(1615‐1624)に土居城主大久主馬範貞によって開基されたと伝えられている。
伝宗寺の本尊である木造阿弥陀如来立像は、『宇和旧記』に「安國山傳宗寺、本尊阿彌陀」とあるのみで、詳しい伝来は不明。

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