世界遺産と無形文化遺産
伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術
でんとうけんちくこうしょうのわざ:もくぞうけんぞうぶつをうけつぐためのでんとうぎじゅつ
構成する文化遺産
主情報
- 2020年 ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」登録
解説
木・草・土などの自然素材を建築空間に生かす知恵,周期的な保存修理を見据えた材料の採取や再利用,健全な建築当初の部材とやむを得ず取り替える部材との調和や一体化を実現する高度な木工・屋根葺(ぶき)・左官・装飾・畳など,建築遺産とともに古代から途絶えることなく伝統を受け継ぎながら,工夫を重ねて発展してきた伝統建築技術。
国の選定保存技術に選定されている17件の伝統建築技術により構成され、保護措置として、伝承者養成,研修発表,技術・技能練磨,記録作成,原材料・用具の確保等を実施。