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唐戸山神事相撲

からとやましんじすもう

概要

唐戸山神事相撲

からとやましんじすもう

無形民俗文化財 / 中部 / 石川県

石川県

羽咋市南中央町、川原町

石川県指定
指定年月日:20150203

無形民俗文化財

 唐戸山神事相撲は、9月25日に行われる羽咋神社の神事相撲である。神事相撲が行われる当日は、羽咋神社で奉額祭及び神社相撲祭、立行司に白木の軍配を授ける任命式が行われる。その後、唐戸山相撲場において、稽古取りと協賛相撲が行われた後、神事相撲が執り行われる。
 神事相撲は、土俵の四方に篝火を焚き、力士の土俵入り、相撲甚句、神事太鼓が披露された後、前弓・中弓・奥弓と取組が進められる。
 力士は、邑知潟を中心に、越中と加賀の方面を「上山」、能登方面を「下山」と2つに分けられて、「水なし塩なし待ったなし」で二番勝負の相撲を取り、最後まで残った上山と下山の各1名の力士が慣習により大関となる。取組が終わった後、両大関は他の力士の組む肩車の馬に乗って、相撲場から約1キロメートルの参道を走り、羽咋神社の拝殿に駆け込む。
 羽咋神社の拝殿では、幣帛授与祭が行われ、御大詔を神職が読み上げ、賞証、相撲由来書、目録が立行司から大関に授与される。また、大幣帛、本念寺の高張提灯も立行司から大関に授与される。大関となったものは、翌年の相撲に額を奉納し、親方となるのが通例となっている。
 保護団体である「唐戸山相撲協会」は、昭和33年に発足した「唐戸山相撲協賛会」が昭和44年に現名称に改称したもので、唐戸山神事相撲の運営及び存続に努めている。
 唐戸山神事相撲は、神事相撲としての歴史をよく伝承しながら、今日も盛大に開催されており、民俗学的に貴重であることから無形民俗文化財に指定し、その保存を図ることが必要である。

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キーワード

相撲 / 神事 / 力士 / 行司

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