寒山拾得図
かんざんじっとくず
概要
左幅には崖下に立ち右手に筆をとる寒山を、右幅には背後を振り向き右手で岩上に墨をする拾得を描く。
その表現は、伸びやかな筆使いが特徴で、風を受ける袖や手繰られた袖などの着衣を、丸みを帯びたやや太い筆線で描く表現が注目される。
作者は、表現と印章から判断して、室町時代後期の16世紀前半から中葉に活躍した藝愛と考えられる。小品ではあるが、筆致と用墨をよくコントロールして、独特の形態感覚をもつ水墨画を描き上げる藝愛の特質をよく示す作品である。
かんざんじっとくず
左幅には崖下に立ち右手に筆をとる寒山を、右幅には背後を振り向き右手で岩上に墨をする拾得を描く。
その表現は、伸びやかな筆使いが特徴で、風を受ける袖や手繰られた袖などの着衣を、丸みを帯びたやや太い筆線で描く表現が注目される。
作者は、表現と印章から判断して、室町時代後期の16世紀前半から中葉に活躍した藝愛と考えられる。小品ではあるが、筆致と用墨をよくコントロールして、独特の形態感覚をもつ水墨画を描き上げる藝愛の特質をよく示す作品である。
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