磯浜古墳群
いそはまこふんぐん
概要
茨城県中部,那珂川(なかがわ)・涸沼川(ひぬまがわ)水系の河口部に位置する古墳時代前期から中期初頭の古墳群。前方後円墳2基,前方後方墳1基,円墳1基ほかの6基からなる。日下ヶ塚古墳(ひさげづかこふん)は墳長約101.4mの大型前方後円墳で,人骨のほか鏡2面・石製模造品・玉類・鉄製品など約4,000点の豊富な副葬品(ふくそうひん)が出土し,車塚古墳(くるまづかこふん)は直径約88mで,全国屈指の規模を誇る。古墳時代前期から中期初頭の関東における古墳の展開を考える上で重要。