木造弥勒菩薩坐像及び木造不動明王坐像・木造愛染明王坐像
もくぞうみろくぼさつざぞうおよびもくぞうふどうみょうおうざぞう・もくぞうあいぜんみょうおうざぞう
概要
明王院の寺域には,中世,常福寺があった。その境内には,本堂(国宝,鎌倉時代・元応3年〔1321〕),五重塔(国宝,南北朝時代・貞和4年〔1348〕)を始めとする堂塔がある。
本文化財は,この五重塔初層仏壇上に安置される。
平成5年に「木造大日如来坐像及び両脇侍(不動明王・愛染明王)坐像」の名称で福山市重要文化財に指定され,その後の調査研究に基づき,平成28年に「木造弥勒菩薩坐像及び両脇侍(不動明王・愛染明王)坐像」に名称変更された。
なお,不動明王・愛染明王像は平成29年度に福山市文化財保存修理事業として保存修理が行われた。