木造毘沙門天立像
もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう
概要
木造毘沙門天立像
もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう
平安前期
(構造)ケヤキ材。一木(いちぼく)丸彫像(まるぼりぞう)。頭体部は兜から両手首、足下の邪鬼まで含んで木芯を背面近くにはずした一材から彫出し、内(うち)刳(ぐり)は施さない丸彫りとする。
(形状)邪(じゃ)鬼(き)の上に立つ神将(しんしょう)形(ぎょう)像。首筋を覆うシコロ、吹き返し、眉(ま)庇(びさし)付きの兜(かぶと)を被る。頂上に宝珠(ほうじゅ)形の飾りを著ける。著甲(ちゃっこう)し、顔は瞋目(しんもく)閉口相(へいこうそう)で正面を向き、左手は屈臂(くっぴ)して前に出し掌を上に向けて持物(宝塔)を載せ、右手は屈臂して上にあげ五指を丸めて持物(戟(げき)か)を執る。左足を軸足として腰をやや左にひねり、右足を広げて二邪鬼の上に立つ。
総高147.0㎝ 像高133.3cm
1躯
山形市指定
指定年月日:20151016
個人
有形文化財(美術工芸品)