頸城平野ノ西北ニ位スル春日山上ニアリ上杉輝虎ノ居城タリシ處ニシテ山上ニ本丸ヲ構ヘ二ノ丸、三ノ丸ヲ其下ニ配シ壘濠ヲ重ネテ比隣ニ勢威ヲ示セリ頂上ハ蜂ケ峯ト称シ眺望ニ富ミ四近ノ屬城ヲ監視スルニ足レリ本丸阯ノ後方一段低ク大井戸アリ夏時ト雖水ノ涸ルルコトナシ其西ニ毘沙門丸及御花畑アリ西ニ鐘撞堂、景勝屋敷阯等アリ南方ナル二ノ丸、三ノ丸方面ニハ家臣ノ宅阯アリ規模頗ル雄大ナリ
S54-12-047[[春日山城跡]かすがやまじょうせき].txt:　春日山城跡は昭和１０年８月２７日に指定、昭和４９年に追加指定したが、通称東城砦跡の西続きの砦跡及び林泉寺東方の通称代官跡をさらに追加指定する。前者は、前回の追加指定後、東城砦はさらに西に段階状に[[曲輪]くるわ]が連なっていることが判明した地であり、後者は試掘の結果、中世陶器片が多く発見され、中世居館等の跡地であることが判明した地である。
S49-01-013春日山城跡.txt:　[[頸城]くびき]平野の西北に位置する春日山を主城とする春日山城は、戦国時代の越後の盟主上杉謙信の居城であり、昭和１０年８月２７日に春日山上の本丸を中心とする主要郭跡が史跡に指定された。しかし、本来の春日山城は、主城周辺に広範囲に配置された砦や土塁・堀などを含めて把握されるもので、それらの砦のうち、春日山から東南に突出する尾根の先端部に構築された通称東城砦または春日砦と称されている部分が今回追加指定される。