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被衣 菊に桐文

かづき きくにきりもん

概要

被衣 菊に桐文

かづき きくにきりもん

染織 / 江戸 / 明治 / 東北

山形県 庄内地方

江戸〜明治時代

麻 筒描

L.134.0cm W.119.0cm

公家や武家などの女性が外出する際に、頭から着物を被り顔をかくす風習は平安後期からあったが、江戸中期以降、女性の髷が大きくなるにつれて、被りやすいように、特別な着物が仕立てられるようになった。これが被衣(かづき)である。この風習はやがて東北にもたらされ、京都や江戸で見られなくなった後でも庄内地方では昭和初期まで冠婚葬祭の衣装として使われてきたという。

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