致道館祭器 附絹本著色聖賢画像1幅
ちどうかんさいき
概要
旧庄内藩校致道館で釈奠の祭器一揃と孔子画像。庄内藩藩校致道館で先聖(孔子)、先師(顔渕)を春と秋に祀る釈奠の時に用いられた祭器と楽器の一揃え。箱に文化2年6月16日とあり、制作年と推察される。祭器には、餅米、餅粟を盛る「ほ」、もちきび、うるきびを盛る「き」、酒を容れる「尊」、刺身、鱠、菜、芹など濡物を盛る「豆」、玄酒(水)を入れる「らい」、盃の大きなもの「雀」など15種類あり洗盤が銅製、「ひ」「へん」が竹製、外は全部黒漆器である。釈奠の時に孔子、顔渕の画像が掛けられる。
孔子像は、藩医小野元珉が邸内に祀っていたものを致道館に寄付した。
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公益財団法人致道博物館