西条古墳群
さいじょうこふんぐん
概要
S48-05-132西条古墳群.txt: 加古川の河口より上流約10キロ、その東岸の台地末端に位置する古墳で、行者塚・人塚・尼塚の大形古墳を中心に、数十基の小形古墳をあわせてなっていた。行者塚古墳は、前方部を南西においた全長約100メートルの前方後円墳であって、3段築成の墳丘のくびれ部の両側に造り出しがあり、幅約20メートルの周濠の痕跡をたどりうる。人塚古墳は径約50メートルの円墳の南西部に方形に近い造り出しがあり、周囲に幅約20メートルの濠が確認される。尼塚古墳は、径約40メートルの円墳の東南部に造り出しのつくもので、約5メートルの周濠の痕跡がある。その他の小形の円墳は、現在ほとんど失われており、昭和48年3月、その中核をなす3基の古墳を指定した。