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岩原古墳群

いわばるこふんぐん

概要

岩原古墳群

いわばるこふんぐん

古墳 / 九州 / 熊本県

熊本県

山鹿市鹿央町

指定年月日:19580129
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

岩原と称せられる台地上にあり、二子塚又は夫婦塚とも俗称されている。ほぼ西北に面する前方後円墳で、主軸の長さ約100メートル、後円部の径約56メートル、前方部の幅約50メートル、後円部の高さ約8メートル、前方部はやや低く、全面に葺石が存し、三段に築成され周囲に堀の跡をとどめている。
■おり、わが国の前方後円墳の中でも保存状態のきわめて良好な例に属する。なお、附近に3基の円墳がありよく旧態を保っている。
H10-12-052岩原古墳群.txt: 岩原古墳群は、熊本県の北部、菊鹿盆地の南にある鹿本郡鹿央町に所在する。墳丘長110メートルの双子塚古墳と、直径20メートルから30メートル前後の円墳8基からなるもので、古墳時代中期から後期にかけての古墳群である。熊本県を代表する古墳群のひとつとして、約4万平方メートルが史跡に指定されている。熊本県立風土記の丘として、昭和56年の確認調査を経て、平成2年から6年に整備がなされている。
 今回追加指定しようとするのは、寒原2号墳である。昭和40年に農道工事によって家形石棺が露出したもので、十数メートルの円墳と考えられる。この工事により墳丘の北半分が失われ南半分が現在残っている。この部分のみが未指定で残っていたが、今回追加指定し、古墳群としての指定を完結させ保存の万全を図ろうとするものである。また、指定名称である「岩原古墳」は、主墳の「双子塚古墳」を示す別称で、最初の指定当時には用いられていたが、現在は「双子塚古墳」が専ら用いられていること、2回の追加指定により群としての指定が拡充したことから、現在は地元において古墳群の名称として一般的に呼称されている「岩原古墳群」に名称を改めたい。

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