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朝光寺本堂

ちょうこうじほんどう

概要

朝光寺本堂

ちょうこうじほんどう

宗教建築 / 室町 / 近畿 / 兵庫県

兵庫県

室町中期/1413~1428

桁行七間、梁間七間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺

1棟

兵庫県加東市畑

重文指定年月日:19230328
国宝指定年月日:19540320

朝光寺

国宝

朝光寺本堂 一棟

 朝光寺は法道の創立と伝えるのみで、記録に乏しく、詳しいことは分からない。本堂の建立年代についても、直接の資料を欠くが、応永二十年(一四一三)に仏壇を建立し本尊を移したこと、及び同二十五年から正長元年(一四二八)にかけて屋根葺きを終わったことが、仏壇の旧嵌板に記されている。よって本堂の建立も応永年間とみて差支えなく、様式もこの頃に一致している。
 桁行七間、梁間七間で、三間の向拝を付している。和様を基調としているが、扉を桟唐戸としたり、組物の中備に双斗を用いるなど折衷様の流派に属するものである。密教本堂であるから、内部は内外陣に分かれる。内陣五間は太い格縁を疎く組んだ鏡板張の天井で、正面に大きな厨子を置く。この厨子は後世の改造もあるが、要所は堂と同時の様式を示している。外陣も五間に二間は内陣と同様鏡天井であり、内外陣とも周囲には入側が廻っている。以上のように、本堂は室町時代初期の密教本堂の一典型である。

【引用文献】
『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

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キーワード

/ / 本堂 / 組物

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