二股温泉の石灰華
ふたまたおんせんのせっかいか
概要
・二股温泉の石灰華、いわゆる湯の華は、温泉中に多量に含まれた炭酸石灰成分が、温泉の地方湧出によって温度・圧力が低下し、水分も多少蒸発して沈殿したものです。
・沈殿物は、堆積したり、あるいは鍾乳洞のように垂れ下がったり、種々の奇形を呈しています。また、その沈殿速度が大変速いので、わすか半月で様々な型の置物ができあがります。
・長さ約400メートル、幅約200メートル、厚さ最大25メートルで、段丘上の丘をつくるこの石灰華の規模は、世界においてもアメリカのイエローストーン、マンモス・ホットスプリングの石灰華の他に例がなく、学術的に非常に貴重なものです。
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北海道(地方指定文化財)