木造十六羅漢像
もくぞうじゅうろくらかんぞう
概要
木造十六羅漢像
もくぞうじゅうろくらかんぞう
林文作(1802~1868)、林治三郎(1827~1866)
山形県
江戸後期/1848年~1849年
16躯のほとんどが一木造、内刳り無しの構造であるが、うち2躯(⑧、⑩)は寄木造で木材内部に内刳りを施す。木寄せの方法は各像によって違い、かなり細かく矧ぎつけるものなども見られる。
【像高】(cm)①56.0 ②55.0 ③51.5 ④51.1 ⑤52.8 ⑥49.7 ⑦52.5 ⑧50.1 ⑨54.5 ⑩55.5 ⑪53.4 ⑫55.0 ⑬51.8 ⑭52.3 ⑮53.0 ⑯51.0
16躯
寒河江市六供町一丁目7番19号
寒河江市指定
指定年月日:20150925
常林寺 住職 細谷憲孝
有形文化財(美術工芸品)
嘉永元(1848)年~同2(1849)年にかけて制作された。常林寺所蔵。制作者は、江戸時代後期~明治時代に、四代に亘り左沢(現在の山形県大江町)に居を構えて活躍した仏師一族林家の、二代・文作、三代・治三郎親子である。これらは、寒河江七日町の素封家であった安孫子金兵衛が、嘉永元年~2年に、安孫子家6代の釈清心居士と妻・釈尼信誓大姉の菩提のために寄付したものである。