木造十一面観音菩薩立像
もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう
概要
木造十一面観音菩薩立像
もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう
長野県
平安後期
本像は、カツラ材とみられる割矧造で、頭・体幹部は、髻頂より地付きに至る竪一材を前後に割矧ぎ、内刳りを施す。左体側は肩、手首、右は肩、手首で矧ぐ。素地仕上げとみられ、頭部や面相の一部には彩色が施されている。頭上の化仏は別材矧付けで、一部亡失し後補もみられるが、仏面をはじめ当初の化物を多く遺す。髻や面部、体躯の表面は刀目を残して仕上げ、着衣の衣文は前面のみ彫出され、背面ではほとんど省略されている。
総高 138.4cm(台座を含む)
像高 103.7cm
1躯
長野県上田市真田町傍陽萩5921番地
長野県指定
指定年月日:20180213
宗教法人 実相院
有形文化財(美術工芸品)