和漢朗詠集巻上断簡〈鹿/(大字朗詠)〉
わかんろうえいしゅうまきじょうだんかん
概要
金銀砂子散らしの斐紙に巻上秋の部鹿の項、詩句二首を四行、和歌二首を六行に書写してある。もと巻子本【かんすぼん】の断簡で、和漢朗詠集最古写本たる御物粘葉本【でつちょうぼん】(二帖)とほぼ書写年代を同じにし、十一世紀中頃のものと考えられる。本文がやや大字に書かれているところから、大字朗詠と呼ばれる。書風は高野切本【こうやぎれぼん】古今集第一種と同類で、流麗な上代様の書法を見せている。
わかんろうえいしゅうまきじょうだんかん
金銀砂子散らしの斐紙に巻上秋の部鹿の項、詩句二首を四行、和歌二首を六行に書写してある。もと巻子本【かんすぼん】の断簡で、和漢朗詠集最古写本たる御物粘葉本【でつちょうぼん】(二帖)とほぼ書写年代を同じにし、十一世紀中頃のものと考えられる。本文がやや大字に書かれているところから、大字朗詠と呼ばれる。書風は高野切本【こうやぎれぼん】古今集第一種と同類で、流麗な上代様の書法を見せている。
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