坂部獅子館
さかべししやかた
概要
坂部獅子館
さかべししやかた
愛知県
江戸時代後期から明治時代初期/1850年から1880年頃
・屋根は初重で、神明造りに似ている。4本の柱でしっかりと支えられ、二匹の竜と金鯱が向かい合って乗せられている。
・獅子館の木地は金箔で押さえられているが、屋根の一部分が朱に彩色されていて、金箔とよく調和している。
高さ135cm
横81cm(飾り部分を含めると90cm)
縦83cm(飾り部分を含めると90cm)
重量30kg
1基
愛知県知多郡阿久比町大字卯坂字八神52 坂部八幡神社内
阿久比町指定
指定年月日:20200916
江戸時代後期よりの八幡神社祭礼時の獅子舞行事に由来する。
大字坂部区長 井本直樹
有形民俗文化財
八幡神社祭礼時の獅子舞行事に使用する獅子頭を安置する館として、江戸時代後期に造られた。戦前までの祭礼行列では、「新祭組の後見」が獅子館を担いで同行しており、獅子舞が行われていたと思われる。戦後になると、祭礼で提灯行列を行うようになり、獅子館は宝蔵に保管されていた。平成元年、氏子総代を中心に、破損していた獅子館を修理して、社務所の廊下に展示した。平成30年、文化庁の補助金をもとに獅子館を修復した。平成31年4月21日八幡神社春季例大祭において、約80年ぶりに城山公園から八幡神社まで獅子館の引回しを盛大に行った。