八所宮神幸行事
はっしょぐうじんこうぎょうじ
概要
八所宮神幸行事は、毎年10月第3土日の両日をまたぐ夜間に開催され、『八所大明神御縁起』(天和3年(1683))にも記載がある、五穀豊穣と無病息災を祈る吉武地区の伝統行事である。
神幸行事は各地区による準備、御霊遷し神事、神幸行列(お下り)、頓宮神事、神幸行列(お上り)、御霊還し神事から構成される。
神幸行列は吉武地区の住民を中心とした約200名が参加し、神職・先導・高張提灯・獅子楽・高張提灯・【大名行列】・獅子頭・高張提灯・唐櫃・高張提灯・奏楽太鼓・奏楽・高張提灯・氏子総代・氏子総代・御賽銭箱・高張提灯・巫女・高張提灯・宮司・高張提灯・氏子総代・大神輿・高張提灯・氏子総代・中神輿・高張提灯・氏子総代・小神輿・高張提灯・奉斎会会長・高張提灯・奉斎会理事から構成される。なかでも特筆されるのは大名行列の部分で、御鷹・高張提灯・御手振り・御刀・高張提灯・鉄砲・長刀・高張提灯・半弓・大弓・氏子総代・目付・高張提灯・立鑓・御鳥毛・白羽熊・山〆・毛羽熊・白羽熊・高張提灯・手笠・高張提灯・大笠・鋏箱・草履取り・高張提灯・監督から構成される。
神幸行事では地区毎に役割が固定され、約2月前から準備や練習が行われる。
また、神幸行列の1月前になると神幸行列の通る参道や集落の道沿いには注連縄が張られ、1週間前には大きな幟が立てられ神幸行列を迎える準備が進む。
神幸行列は午後10時に八所宮を出発し、集落を抜け、約1㎞離れた釣川沿いに位置する頓宮まで神幸(お下り)した後、午前0時過ぎに再び八所宮まで還御する(お上り)。