碣石調幽蘭第五
けっせきちょうゆうらんだいご
概要
梁末の弾琴の名手、丘公(きゅうこう)の撰になる『琴譜』の鈔本。琴曲の「幽蘭」の弾奏法を論じ、末尾には「楚調(そちょう)」「千金調(せんきんちょう)」「胡笳(こか)」以下、「楚妃歎(そひたん)」まで59曲の曲名を列挙しています。森立之(もりりっし)の『経籍訪古志(けいせきほうこし)』、清の黎庶昌(れいしょしょう)の『古逸叢書(こいつそうしょ)』によって世に知られるようになりました。(130102_t082)(140930_t8中国書画精華)