画像石 神仙/馬車/周公旦/狩猟
がぞうせき しんせん ばしゃ しゅうこうたん しゅりょう
概要
<最上段>不老不死の仙界を表わす。中央にいるのが不老不死の神である西(せい)王(おう)母(ぼ)。
<第二段>馬車の行列。墓の主人が身分ある人物であったことを示す。
<第三段>向かって右側、傘の下にいる小さい人物が、周王朝二代目の成王、傘をもつのが叔父の周(しゅう)公(こう)である。商を倒した武王は早世し、幼少の成王を助けて周公が政治をとった。王道政治の理想とされた故事を表わす。
<最下段>狩猟の場面。精悍な猟犬がウサギを追っている。漢時代の支配層は狩猟を好み、画像石にも狩猟の場面がしばしば登場する。
(A4パネル)